古いな鉄道錠前その３ボディーに ＩＷＡＧＩ の刻印

ボディーの形状がユニークで、ボディーに「ＩＷＡＧＩ」の刻印のある重量感のある古い希少な錠前です。 画像検索結果、外観、構造が出品の錠前と類似した鉄道錠前とされるものが何例か見つかりましたが、出品錠前には「満鉄（南満州鉄道株式会社）」マークはなく「満鉄」規格の鉄道錠前とは異なるようです。出品の錠前の用途が、貨車などの鉄道錠前かどうかは不明です。 なお、「満鉄」マークに関しては、先に出品の「古い希少な鉄道錠前その１」の説明を参照下さい。 また、社名「ＩＷＡＧＩ」或いは「岩城」の南京錠メーカーは見つからず詳細は不明ですが、出品の錠前と酷似の『達磨南京錠「ＩＷＡＧＩ」錠前、アンティーク、一点限り』などとされた錠前が一例だけネット上に。時期やメーカーなどの説明はなく、依然詳細は不明。出品錠前の類例は極めて少なく、希少品と思われます。 ボディーの形状は、肩口から底面に向かって絞られた断面が楕円形です。 素材は、ボディーは真鍮、ツルはステンレス鋼でしょうか。経年による汚れや錆、キズなどは否めませんが、変形などはほとんどありません。 解錠・施錠は次の操作で行います。 付属の鍵を水平に奥まで差し込み（写真６）、右９０度回転（写真７）で解錠されツルを引き出せますが、ボディーと分離は出来ません。右回転は少々強く。解錠状態で鍵を水平に戻し外すことが出来ます。 鍵が外れた状態ではツルを押し戻すことが出来ず、鍵を９０度にした上でツルを戻し、鍵を水平に戻せば施錠状態に。 大きさ（㌢）重さはおよそ次の通りです。 【錠前】 施錠時高さ９．２、 肩口：長径５．５、短径３．９、 底面：長径５．０、短径３．６、 施錠域縦幅３．６、横幅２、２、 ツル径１．０／ 重さ４６９㌘／ 【鍵】 長さ７．１、持手２．８／ 出品錠前の「ＩＷＡＧＩ」ブランドのメーカー、製造時期、用途など不明点が。類例が極めて少なく希少品と思われます。 重量感だけでなく存在感も抜群で、コレクションだけでなく、インテリアにされても面白いのではないでしょうか。 なお、解錠・施錠は少々力が要りますが、鍵の紛失、重量物であり落下やぶつけなどにはご注意下さい。