B＆O BeoVox CX-50

B＆Oのパッシブスピーカー（アンプ非搭載）で。　B＆Oでは、アンプ非搭載スピーカーをBeoVox（ベオボックス）、アンプ内蔵型を beolab（ベオラボ）と呼びます。　 経年劣化したウレタンエッジを純正サイズのラバーエッジ（ウレタンよりロングライフ）に張り替えました。　スピーカーのセンターずれがあると、ボイスコイルがヨーク内壁に接触してガサガサ音が発生しますが、それも無く、正常に再生しております。　 エッジの経年劣化はお約束です。　形こそ保たれていても、年式的には、触っただけで崩壊する個体が殆どなので、エッジの張り替えは必須です。 アルミ製シルバーアルマイトのヘアーライン仕上げされたエンクロージャーにはすれ傷、腐食が見られます。　音については、小口径、低能率なので、最大音圧は大型スピーカーには及びませんが、同じカテゴリーのスピーカーパイオニアS-X3（２ウェイでアルミ製エンクロージャー）と比べると、パルプコーンに多い、ガサつき感や、詰まったような印象は無く、艶やかで、伸びやかな音色です。　 CX-50は８０年代初旬にリリースされ、価格もセットで70000円と、超小型スピーカーとしては、かなり高価な逸品でした。（製造1984 - 2003） B＆O製品は、音だけでなく、近代的で、秀逸な、芸術品（オブジェ）を思わせる、モダンアート的なマニュファクチュアーーデザインも魅力です。　ニューヨーク近代美術館（MoMA）には、数種類の、B＆O製品が所蔵されています。 CXシリーズ共通のワンタッチコネクターは手持ちのCXで使うので、付属しません、適当なスピーカー端子を加工、取り付けするか、直接、ケーブルをハンダ付けするなど、工夫してください。　B＆Oの芸術品的なデザインに手を加えたくない、という方は、純正コネクターを探すか（希少なので難かしそうですが）、電子部品を扱うお店でスピーカー接続コネクタ（DIN2端子）を購入してください。　但し、ベオマスターなどにも、入、出力端子を汎用性のある端子（RCA端子）に改造している個体は少なくありません。　 本出品物件は、製造後、長期間経過しているので、恒久的な動作保証はできません（スピーカーの故障の大半は、エッジの劣化と、過大入力に因るツイーターボイスコイルの断線）、基本的に現状でお願い致します。