勇直子 アスファルトの天使たち

多彩な楽曲が収録されたCD 勇直子「アスファルトの天使たち」 希少　廃盤　入手困難　1986年作品 - 収録曲: 彼のビートで動き出す, ナーバスにならないで, Don't Go -少年の痛みを-, センターラインが終わるとき, スタイルのあった恋, Just a Beatnik, トランシーバー・Love, 少女の瞳, Never need Yesterday, 想い出して 概ね状態は良好ですが神経質な方 極度に状態にこだわる方はお控えください。 ● ロック色を前面に押し出し攻撃性のあるリズムに乗った女性アイドルの力の入ったデビュー作 　1986年ドラマ「夏・体験物語2」で女優デビューした勇直子は、中山美穂路線を意識したダンスビートを基調とした音楽性で期待されたアイドルで、シングル「センターラインが終わるとき」でデビュー、2ndシングル「ナーバスにならないで」に続いて、早くも1stアルバムである本作をリリースします。80'sアイドルのスタンダードなタイプの1つであるいわゆるツッパリ路線ともいえる彼女のイメージそのままに、当時歌謡界にも市民権を得つつあったロック風味のサウンドが生かされた楽曲は、彼女のヴォーカルスタイルともマッチしていて、そのクオリティは決して低いものではありませんでした。本作はそんな彼女の他のアイドルとはひと味違ったテイストで個性をアピールした意欲作となっています。 本作はボトムを効かせた強烈なスネアドラムに代表されるダンスビートが基本となっておりストレートな感覚と随所で披露されるギターソロからは確かにロック魂を感じさせます。10曲中7曲のアレンジを担当するのは編曲家の1人で元EXOTICSの西平彰で、強力なデジタルビートとキレのあるシンセワークはここでも健在です。彼女の楽曲の代名詞ともいえる連打を多用するゲートの効いたドラムとエフェクティブなスネアドラムによるリズムトラックで、ロックな直線的ベースラインも相まって歌謡フィールドにロック式のアレンジを果敢に取り入れようとする意志が見え隠れします。作曲もオフコースの松尾一彦や原田真二、久保田利伸や羽田一郎など実力者と若手期待株を起用 メロディにアイドルソングらしくないソリッドな風味を感じさせます。細かい譜割のリズム隊が全体のスピード感を支えているため全体的にも飽きさせない好作品となっている。