ヴィンテージカスタム 1997年製 Gibson 1964 J-160E

1997年製 Gibson ギブソン 1964 J-160E ヴィンテージカスタム 1996年と97年の2年間という短期間にGibson社は 当時の正規輸入代理店であった山野楽器と1964年のJ-160Eを再現すべく 当時と同スペックでこのギターを再生産しました。 ナッシュビルからモンタナ工場へ移転して制作されたギターとなります。 以下が1995年以前のJ-160Eの仕様からの変更点になります。 ・ソリッド(単板)スプルーストップをラミネート(合板)スプルーストップに ・Xブレイシングをラダーブレイシングに ・ノンアジャスタル・ブリッジをアジャスタル・ブリッジ 正にビートルズが使用したスペックのJ-160Eを再生産しました。 1998年以降も同スペックのJ-160Eが生産が続く事になりますが だんだんと塗装が全体的に暗くなっていき 製造初期の外周の黒い部分が細く、オレンジ部分が広い 60年代当時の塗装を参考にしたものとはかけ離れていきます。 今回の個体は塗装に60年代の雰囲気を感じる1997年製造のものになります。 製造から30年近く経過しているので、塗装にはウェザーチェック ヘッドロゴにはラッカーの黄変が有り、ヴィンテージ感さえ感じる仕上がりになってます。 この個体では更に細かい仕様変更をしています。 ・ペグをRS Aged Parts KS-LGDD エイジドクルーソン（2こぶ）ペグに変更 ・ペグブッシュを50～60年代のヴィンテージに変更 ・エントピンをヴィンテージデッドストック品を着色したものに変更（元は金属製） ・ノブをヘアラインの無いシルバートップのSCUD製ハットノブへ （ボリュームポットがミリのものに変更されているのか太かったのでシャフトを削っています） ・ロッドカバー、ピックアップの留めネジをマイナスネジからプラスネジへ（ヴィンテージはプラスネジ） 各部経年による使用感はございますが、しっかりとセットアップされており とても弾きやすいプレイアビリティ。 P-90を通した音色も問題無くアウトプット出来ます。正にI Feel Fineです。 元々付属していたケースは手放して別のケースで保管していましたので 別で用意したGibsonロゴ入りハードケースをお付けします。